誤解だらけ!アルギニンは食べ物や食品で摂取しないと意味なし効果なし
誤解だらけ!アルギニンは食べ物や食品で摂取しないと意味なしだった
アルギニンが子供の成長に役立つと話題になっていますが、同じアルギニンでも食べ物や食品で摂取しなければ、意味なしで効果なしだということを知っていますか。
アルギニンに関しては誤解しているお母さんも多く、サプリメントで大量に摂取させれば、成長ホルモンが増えたり、背が伸びると考えています。
子供の低身長治療の専門家の意見も踏まえて、子供とアルギニンの関係性について、徹底検証しますので成長に悩むお母さんはしっかりチェックしてくださいね。
Contents
専門医が語るアルギニンサプリメントの子供への本当の効果は?
子供の身長が伸びないとか、低身長で悩んでいるとか、いつの時代も子育てには様々な悩みや問題がありますよね。
そんな低身長の子供を持つお母さんの悩みを解決する方法や、情報がちまたには溢れ、中には間違った情報が広がっていることもあります。
アルギニンサプリメントと子供の身長の関係性についても、誤解しているお母さんが多いので、性格な情報を整理して紹介すると・・・
アルギニンサプリメントでは、成長ホルモンの分泌量も増えませんし、子供の身長を伸ばす効果も実感できません。
いきなり、そんな核心をお伝えしてビックリかもしれませんが、専門医もそう話す根拠のある情報です。
現在サプリメントとして販売されているアルギニンは、多くの場合200mg~2gという少ない量で、成長ホルモン分泌刺激試験では体重1kgあたり0.5gを30分間で直接血管内に点滴で投与します。30kgの体重の子供であれば15gを投与して、血中のアルギニン濃度を異常に高めるということ。内服タイプのサプリメントの服用では、血中アルギニン濃度が十分に上昇せず、成長ホルモンの分泌が促進するとは考えられません。
参照:日本小児内分泌学会
日本小児内分泌学会とは、子供の低身長治療を専門に行っている医師の団体ですので、そこが正式発表しているのが上記の内容です。
さらに医薬品で無理やり成長ホルモンを分泌させても、その成長ホルモンでは身長が伸びなかったということも証明されています。
さて、あなたは専門医がこのように話しているのに、まだアルギニンサプリメントを子供に飲ませようと考えていますか?
アルギニンは子供にとっては必須アミノ酸!
アミノ酸には必須アミノ酸と非必須アミノ酸があるのは知っていると思います。
必須アミノ酸とは絶対に食べ物や食品から摂取しなければならないもので、非必須アミノ酸とはそこまで重要性の高くないもの。
すべてのアミノ酸は必須アミノ酸か非必須アミノ酸に分類できますが、アルギニンだけは子供は必須アミノ酸、大人になると非必須アミノ酸という風に分類されます。
お子様にはアルギニンを絶対に摂取させなければならないのですが、そこでサプリメントに頼ってしまってはダメだということ。
成長ホルモンの分泌促進効果もなく、身長を効率的に伸ばしてくれるわけではありませんので、食べ物や食品で摂取するように意識しましょう。
ただアルギニンは普段の食事で摂取しにくい食品や食材に含まれていることが多く、意識的に摂取しないとダメだったんです。
アルギニンの推奨摂取量ってどのくらい?
アルギニンを多く含む食品を紹介する前に、アルギニンの推奨摂取量を先に理解しておきましょう。
これは厚生労働省が発表している『日本人の食事摂取基準(2015年版)』をチェックすると簡単にわかります。
多くの栄養素の推奨摂取量が書かれている『日本人の食事摂取基準(2015年版)』ですが、アルギニンの推奨摂取量に関する記載はありません。
厚生労働省としてもどこまで摂取すべきなのかという明確な指針を設けていないのが、アルギニンの現状。
ただ一般的には、アルギニンの推奨摂取量は1日2〜4gで、20gを超えてくると過剰摂取になって副作用が出ると考えられています。
アルギニンの副作用とは胃炎や胃痛、下痢などの症状で、強アルカリ性の性質が胃や腸に炎症を起こすと考えられています。
ただ普通に考えると、20gものアルギニンを摂取することは難しいので、食事では過剰摂取が起こりにくいでしょう。
アルギニンを多く含む食品や食べ物には何があるのか?
アルギニンを最も多く含む食品といえば、豚足などの豚ゼラチン。
100gの豚足には7900mgものアルギニンが含まれていると言われており、アルギニンを食事で摂取するためには、うまく活用したい食材です。
大人でも躊躇する人が多い豚足。
子供が毎日好んで食べてくれるとも考えにくいですし、調理をするお母さんの方が抵抗感を感じてしまうかもしれませんね。
豚足以外にアルギニンを多く含む食品や食材は、
- 干し湯葉→4,500mg
- かつお節(削り節)→4,000mg
- 高野豆腐→4,000mg
- きな粉→3,000mg
- しらす干し→2,500mg
- そらまめ→2,500mg
- えんどう豆→2,000mg
- すじこ→2,000mg
- 車海老→2,000mg
- しばえび→2,000mg
- 豚ロース→1,500mg
- 鶏むね肉→1,500mg
- 鶏ひき肉→1,500mg
- 油揚げ→1,500mg
すべて100gあたりのアルギニン摂取量なので、ひとつの食品や食材だけで推奨量のアルギニンを摂取するのは難しいでしょう。
必須アミノ酸なのに、子供が食べにくい食品に多いとか、ツンデレ感の強い栄養素ですね。
ひとつの食品や食材に頼るのではなく、
様々な食品や食材を組み合わせて、1日の摂取量を目指すというのが、アルギニンを効率的に摂取し続ける方法でしょう。
アルギニンは食べ物や食品で摂取すべきの記事まとめ
必須アミノ酸で成長ホルモンの合成に役立つアルギニンですが、サプリメントでは意味なし効果なし、というのは少し意外でしたね。
でもこの事実を知らないお母さんが多く、アルギニンが成長ホルモンの分泌に関与していることは多くのお母さんが知っていること。
この情報格差の部分を企業側がうまく宣伝して、身長サプリメントの成分として売り出している側面もあります。
アルギニンはサプリメントではなく、食品や食材に含有されいるものを組み合わせて摂取して、必要量を毎日の食事で補給すること。
成長ホルモンの分泌量を増やしたり、その質を高めるためにも非常に大切なことですので、効率的にお子様に摂取させるようにしてくださいね。
▼▼成長期の子供に身長サプリメント▼▼ 中学生の息子に身長サプリメントを飲ませた体験談を紹介! 実際にどんな変化があったのか、なぜその商品を選んだのかをこの記事で解説しています。 ⇛カラダアルファを中学生の息子が3ヶ月飲んで感じた効果 ▲▲成分の99%が成長に役立つ栄養素▲▲